#117 季節の変わり目に

みょうがもそろそろ終わり。端から薄く刻んだ甘酢漬けを繰り返し何度も作りました。
切り方は、2等分して斜めに刻むよりも、断面がそのまま見えるように縦に刻んだ方が断然きれい。
どうしても切りにくければ、まず端の膨らんだところを少しだけ落として、
平らな部分を作って安定させ、そして薄く切ればいい。
料理屋なら、根元を切り落として一枚ずつ外して美しく刻むのでしょうけれど、
それも勿体ないので、今年落ち着いたのがこの切り方です。



鎌倉の市場の、秋のはじめの野菜。大きなオレンジ色のズッキーニの味は、ほとんどかぼちゃ。
紫色のししとうは辛くない、茹でると色が落ちて緑になるから生で食べて、と念を押されたけど、
そのままはじっこを食べたらどうもズッキーニと合わない。
試しに軽く茹でたら色はまだ落ちなかったので、種を取った細長いししとうと一緒にのせてみた。
ロングトラックフーズのびん詰めチャリティーも、3年半。
来年はどんなふうにするか、思案中です。年内は、10月末と11月末に通常通り販売します。



黄色い紙に包まれているのは、LONDONとレリーフのあるレンガ。
これに森の香りのエッセンシャルオイルを落として部屋に置く。この感じ、ロンドンというか、
イギリスに行きたくなる。近くを通るとふと香るのは、素晴らしく緻密で自然な木の香りです。



ムールは小振りなのがおいしいと思う。これからの季節は、毎年出る三陸のムールで、
ぜひムール料理を。白ワイン蒸し、日本酒蒸し、ウォッカなんかもいけます。
ローリエ2枚と塩少々、クリームを加えたらこくのある仕上がり。フレンチフライを添えたらベルギー風。
ブルターニュでは、それに細いソーセージがついていた。


グラノーラは、油と粉はかなり少なめ、焼きはかなり濃いめ、と決めています。
その方が香ばしく、メインはあまり消化のよくなさそうなオーツだから、よく焼きたくなる。
市販品を食べ比べたら、油の味が気になったので、極力抑えてみたらそれでもよさそう。
“おこし”みたいな塊にしたければ、油と粉は多めに。あら熱が取れるまでそっと待ちます。



パリのコーヒー屋で、入れ過ぎくらいに氷がたっぷり入ったアイスのフィルターコーヒーが
出てくるとは。時代が変わったものだ。何故、世界中の大都市近辺で同じようなコーヒーのスタイルが
流行っているのか、誰か教えて欲しい。
こだわっていて、ものすごい早さで感じのいい小さなお店が増えている不思議。
静かにコーヒーを淹れる魅力に取り憑かれた人がたくさんいるのか?人の雰囲気まで似ているとは。
人気焙煎所の豆は、驚くほど香りがよかったりするから、普段あまり飲まないのについ挽きたてを
淹れたくなって、この夏は珍しくアイスコーヒーを冷蔵庫に入れておくことも多かったな。
味がよくて選択肢が多くて、そして個性的なものだから、すっかりコーヒーブームに乗ってしまった。
飲む時は、もちろん氷なしで。コーヒー牛乳も上等な味になります。これで冷たいコーヒーは終了。



作るものはその作り手を表すという、お手本のような一例。鎌倉のロングトラックフーズの焼き菓子を
作っているMちゃんは、年中、彼女が作るお菓子みたいにこんがりしている。
女子には珍しい、しっかりしたボリュームときっちり焼いたお菓子はかなりおいしい。
今オーブンから出しているのは、定番のピーナッツバタークッキーです。
秋はアップルパイ、クリスマスのシュトーレンも、逞しく優しい味ですよ。



三崎のうるめいわし。ああなんと新鮮なことよ。この小さなうるめは、毎日水揚げされるとは限らないから、
運が良ければ漁港の魚屋さんで出会えるでしょう。次に見つけたら、オイルサーディンにしよう。
そろそろ涼しくなって来たから、茹でたてのじゃがいもにのせて、オリーブ油をたっぷりかけて。
フリットもいいかもね。細かいパン粉を丹念にまぶしたフライは?きっとお酒がおいしくなるでしょう。




 



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