#80 パリのちTASTE IN A JAR
 
  
 
    

1月中旬から開発をしている器の新作を持って、3回目のメゾン&オブジェに行きました。
私がブースにいても大して役に立たないので、半分は外回りという感じで、営業?や広報?
に努めました。時には、感想や意見を聞きたい人をブースまで誘導して来たりとフレキシブ
ルに。合間にいくつもある会場を回ったり、知人が手がけているイベントを覗いたり、催し
の多い時期なので、この機会にいくつもはしごをしてみました。この景気のいいような華や
かな感じ、パリだからなのか、日本や他の国のどこかでも、こんな光景がたくさん見られる
のか、不思議で少々場違いな気分にもなった数日間でした。同時に、すぐれたデザインてど
んなものだろうか?ということについても考えさせられた訳ですが、日常使う物なら普通を
超えた普通、何年経っても古くならす飽きもせず、佇まいよく雰囲気よく。そんなものかな
と考えますが、それって新商品を出して 売ることが目的なら、邪魔な考えでもあるんでしょ
うね。そうそう、もっとエコ寄りの商品がぐっと増えると(時代的には)思っていたのです
が、そうでもなくて意外でした。画期的なエコデザインを見たかったな。
週末、朝早めに蚤の市に出かけてみると、相変わらずの古いカトラリーや道具や家具が並ん
でいます。私も相変わらず、同じようなスプーンや無地の器に手をのばして持ち帰り、こん
な器が作れたらなと思いつつ、食卓にのせて風情がない分を補ってもらうのです。

仕事柄、パリの食事情も気になるので、友人と相談して流行りのお店にも行くのですが、不
思議な現象が。レストランを大きくいくつかに分けると、クラシックなビストロ、北欧的セ
ンス(に影響を受けている?)のモダンレストラン、そして何と言ってもワインバーが増え
ていることです。自然派ワインと軽い料理の組み合わせ、店作り、全体のラフな雰囲気ま
で、似たタイプのお店がいくつもできています。フランス人は、再びワインを飲むようにな
ったのでしょうか。しかも、あれ?これもあれも温泉ぽい?あまりに強いと、これ自然派の
香りだねぇ〜と喜んでいられない気分になるのですが、どうでしょうか。
しかもびっくりなことに、彼らも日本人のようにひと皿をシェアしているのです。ごく軽い
ひと皿を。中国料理も取り分けて食べなかった人達が、です。ちなみに、食材のブームはバ
ターナッツだそう。火が通しやすく、甘みもけっこうあるので、チーズの塩気などとも合わ
せやすいのでしょう。でも、量が多いと少し甘すぎるように感じるかな。
もしや日本の自然派ワインブームが逆輸入?と思うくらい盛況なワインバーでした。お店の
土台はあちらの勝ち、という感じです。何しろ、壁を剥いだら昔の絵が出て来たりするので
すからね。
何だか変わってきたパリの食事情、複雑な気分になりますが、それだけ食べ方が軽くなった
ということなのか、それなら今の時代に合っているともいえるのかも知れません。
 
さて、帰ってすぐにびん詰めプロジェクトの仕込みです。28日から販売、今回も試食タイ
ムを設けているので、市場の野菜と相談して準備する予定です。
始めた当初は、毎回いろんな種類を作るつもりだったのですが、定番に近いものでマイナー
チェンジしながら、というのが評判がよさそうなので、今回も少しだけ変化をつけていま
す。アンチョビが入ったイタリアンは、ドライドトマトやくるみが多めです。エスニックオ
イルは、色が濃くて香りも強い香菜があったので、それを多めに。辛みはいつもと変えて、
 ゆずこしょうですっきり辛すぎない風味に。今回も油は太白ごま油です。
 今年もどうぞごひいきに。












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